変なものを集めるとか、変な趣味の多いあまやんの中でも、他人から見てもっとも変なコレクションと思われているのが、これまで自分の切った爪を集めている、という瓶です。まあこれは、趣味というほどのものではなくて、小学校2年の時に、ふと、自分の切った爪を手近にあった薬瓶に入れてみたのがきっかけで、以後35年、なぜかため続けてしまったものである。瓶は、他人には絶対に見せないように嫁はんから厳命されている。入れている瓶については、これまで何度か満タンになって交換してきたんだけど、今回、約10年ほど前にチェコで購入したボヘミアクリスタルの瓶(写真)が満タンになったので、特別注文していたガラス製標本瓶に入れ替えることにしました。
今回、標本瓶を注文していたのは、京都の文化博物館向かいの「岡島器械」さん。京大の理学部に様々な実験器具を納入されている老舗。
製造僅少とのことですが、大小2種類の標本瓶を手に入れました。
これは、あまやんの寿命があと35年くらいとして、死ぬときくらいにだいたい満タンになるように、計算して大きさを測って購入したもので、今日、ためしに入れてみたら半分くらいになった。これでもう、瓶を買い替える必要はないだろうし、あとは割れない限り、死ぬまでこれでいくつもりである。歳をとるほどに、時が経つのが早くなる、といわれるけど、この瓶も先細りになっていて、いっぱいになりだすと、加速度的にいっぱいになるかもしれないところが気に入っている。
あまやんは、残りの人生がどれだけくらいあるのか、ということを、この瓶を目安にしつつ、爪を切るたびに人生の目標について考えることにします。で、あまやんが死んだら、これはそのまま位牌として、葬式の時にみんなに拝んでもらおうと思っています。よろしくね。