あまやんは月末の論文提出を控え、自室にこもって必死に集中しているんだけど、そういう時に限っていろいろな邪魔が入る。今日は、きちんとしたスーツ姿の紳士と青年がやってきたので、不動産屋か何かかいな、と思っていたら、「エホバの証人」の布教だった。紳士と青年は、あまやんのオレンヂ色の上下姿に衝撃を受けたようだが、ひるまず早速布教を開始する。エホバの証人(ものみの塔)は、キリスト教ではモルモン教やセブンスデーアドベンチスト教団、統一教会と同様に、異端視される宗教である。あまやんは、異端だからといってインチキ宗教と排除するつもりはない一方で、宗教というもの自体がすべてインチキだというのが基本スタンスなんで、暇だったら話を聞いてあげてもいいんだけど、今は論文執筆で忙しいのでパンフレット「目ざめよ!」をもらって帰ってもらいます。各家庭で断られ、追い返されまくっている紳士と青年は、喜んでパンフもらってくれて、後からおいかけてきて写真をとっている変な服装のあまやんを警戒している。どうみてもうさん臭いのは布教ではなくてあまやんかも。
「目ざめよ!」にのっている絵は、いつも独特のタッチで描かれた、変な絵ばっかりなんで見るのが楽しみなのです。この家族は、なんで、すぐ近くの家から、ぶどうとパンをかごに入れて(しかもぶどうが外に垂れ下がるように)ピクニックにきて、目の据わった怖そうなトラとその上に乗っているクジャクを嬉しそうになでているのか?トラとクジャクは放し飼いのペットなのか?さっぱり訳わからん。
この教団の輸血拒否は有名ですが、宣伝雑誌にはあまやんの好きそうな記事もあります。ちなみにこの記事の結論は、結婚前は駄目だけど、結婚後はやればやるほどいいらしい。結婚前は盛んでも、結婚するとしなくなる、という最近の風潮とは反対ですね。まあ、忙しいのに、こんな雑誌なんぞ読んでる場合ぢゃないんですが。ついでにブログなんかも書いている場合ぢゃないんですが。。。罪つくりな布教者。