もう夏も終わりですが、まだまだ暑い日も続いているので、少し涼しくなるような話で、あまやん宅のすぐ近くのミステリースポットを紹介したいと思います。巨石、通称お◯こ岩(放送禁止用語)、別名夫婦岩、正式名称、紋左衛門岩です。この岩は、比較的交通量の多い県道大沢西宮線の真ん中にあり、行き交うクルマが両脇を避けて通っています。強烈なパワーを持ったスポット。夜中の0時0分0秒に、この岩の上で、頭が牛になった「牛女」が踊り、その姿を見たものは必ず死ぬ、とか、この岩の横をとおる時に「おめ◯岩」と口に出したら事故に遭う、という伝説をあまやんは子供の頃から、くり返し聞かされ育ってきている。実際に昭和初期に、道路の拡幅工事をする時に、爆破する予定の前日に工事の責任者が死んだり、また、戦後も、GHQの指示で、除去しようとした人が亡くなったりしたこともあって、誰も触らなくなったといわれ、また、粋がってガムをつけた人が大けがをしたり、と、地元では恐れられている岩である。
江戸時代に、地元で水争いが起きた時に、紋左衛門さんという地元のリーダーがこの上に立ち、切腹覚悟で村人を説得、円満に収まったという経緯があります。その後、近くのお寺、鷲林寺に参拝する時に、向かいの池(夫婦池)で休憩し、夫婦円満を祈ったといわれており、夫婦岩の名もある。
ミステリースポットになったのは昭和に入ってからです。岩は通称のとおり、真ん中でぱっくり割れており、そこに柿の木が生えています。以前ためしにあまやんが収穫してみたところ、渋柿で食べられませんでしたが、この近くにあった造り酒屋で使われていた「柿渋」をとるための品種だそう。
あまやんはこの横を通る時に、たまに「おめこ岩!」と下品にもつぶやいたりするのですが、特に事故もおきていないし、牛女も見たことないので、そういう心霊スポットは嘘ですね。