ポートアイランド見学

来月仕事の関係でボランティアの団体の見学会を主催することになり、その下見としてポートアイランドに、仕事仲間のM夫人とやってきました。80年にポートアイランドの完成を記念して開催された神戸博覧会ポートピアと同時にオープン、回転コースターが一世を風靡した遊園地ポートピアランドは現在取り壊し中。ちなみに当時幼児くらいだったと推定されるM夫人は「ポートピア８０」を知らないそうなんだけど、「♪ポ〜トピア〜　 The city of light and dream, your proud reality, a vision meant to be... ♪」という歌は当時中学生だったあまやんは今でも耳にこびりついて離れないのです。まあそんなことはさておき、心の中で♪ポートーピア〜ッ♪」などと歌いながら、あまやんは医療産業都市構想や、新空港などを調査してまわります。

お昼は、最新スポット「花鳥園」に行ってきました。オウム病騒ぎで開園が遅れたのですが、ようやく先月オープンしたのです。巨大な温室の中では、熱帯植物と珍しい鳥類との触れ合いが楽しめるとのこと。ただし入場料１５００円は高すぎかも。

オニバス。小さな子供なら乗っても沈まないのですが、体重１００キロ近いあまやんが乗ると一発で沈むでしょう。

見事な大輪の球根ベゴニアが展示、即売もされています。暑さに弱いので一般家庭では維持するのが困難です。

チョウセンアサガオ。妖しい美しさがありますが、毒性があるので家庭での栽培には向かない。北朝鮮とや金ちゃんとは無関係。

ケープペンギンがたくさん飼われています！ケープペンギンはフンボルトペンギンと同様、温帯性のペンギンなので飼いやすいのですが、なんかスーパー銭湯みたいな和風の場所にいるのはちょっと変な感じもする。

恐る恐るビビりながらペンギンを触るM夫人。先般、志摩マリンランドで遭遇したように、ペンギンがぶちゅぶちゅっと、うんこ噴出しないか、ちょっと心配かつ楽しみだったのですが残念ながら大丈夫でした。

見事なオオハシも触ったり手に乗せたりすることができます！しかもなんと併設のオウムショップで販売もしています。ペアで１２０万円とのこと。

私たちミミズクです。フクロウぢゃありません。

フクロウです。ミミズクぢゃありません。耳があるのがミミズク、ないのがフクロウですよ！覚えてね。とにかくフクロウ類が充実していて、フクロウやミミズクのファンにはたまらない場所かも。


昼食バイキングは１３８０円で食べ放題。（ドリンク別）味は普通。メインの客層であるおばちゃん達は山盛りに、取りに取りまくっている。お持ち帰りしている現場も随所で目撃。冷えた豚マンはご主人の夕食になるのでしょうか。とほほ。

M夫人のバイキングのセレクションです。美しく盛られていると評価。

併設のショップでは様々なお土産が売られています。

オウムショップ「こんぱまる」にある、オウム用おもちゃのコーナー。日本では入手困難なオウム用おもちゃがいっぱい！

松ぼっくり１個１００円。こんなそのへんにいくらでも落ちてるようなもの、一体誰が買うのか？？

それから、老人介護、福祉の関係の企業N社が建設中の研修施設にいってみました。日本で唯一の視覚聴覚障害者用バスケットボールコートをはじめ、車いす＆介護者完全対応の宿泊施設、展示場、国際会議場など非常に画期的かつ豪華な施設。東横インとはコンセプトの点でも対極にあるのではと思う。しかし、トイレ垂れ流しの老人達を職員達が一生懸命介護して、こつこつためたお金でこういう豪華な施設を作って、赤字を垂れ流すことにならないか心配である。

電動介護ベッドを備える宿泊棟。しかし、ベッドのロングサイズはないそうで、あまやんが宿泊するのはちょっと難しいかも。障害者が安心して泊まれる場所があることは、社会的にも重要なことだけど、普通のベッドでは足が出るようなロングサイズの人が泊まれる部屋、というのもほしいところ。

それから、延伸されたポートライナーに乗り、空港島へ向かいます。

空港の展望ロビーは見学者で大人気！多分、こんな話が繰り広げられてるんではないかと思う。
老人A： あれが飛行機かいな！あんな大きい物が空を飛ぶなんて信じられへんな！
老人B；そやな、落ちたら怖いし、乗る気なんかせんわな、こなして見てるだけでええわ。
老人A:英語なんかもわからへんしな。はは！

若い男：飛行機のってどこか一緒に旅行行きたいな〜どこがいいかな〜
若い女：ハワイかな〜、それともヨーロッパもいいかも〜
若い男：そしたら、ちょっと今すぐは無理やし、今晩どこか近くで泊まっていかへん？
若い女：きゃ〜
　　（フイクションです）



人気のスカイマークエア。

これは何か知ってますか？なんと飛行機のバキュームカーですよ。食事中の方ごめんなさい。


見学者でいっぱいだけど、肝心の飛行機にのる人があまりいないようで、荷物検査はがらがら。「見学者は上にいってください」とガードマンのおっさんが声をからして叫んでいる。

おすすめの神戸空港おみやげは「観音屋」のデンマークチーズケーキです。持ち帰ってオーブントースターで焼くのがルール。

それから神戸の地場産業である真珠のショールームに行ってみました。暇そうに股を開いて新聞を読んでいたショールームのお姉さんは、あまやん達が入っていくとあわてて直立姿勢になり、「いらっしゃいませ」というのだが、「こいつらどう見ても買いそうにないな」と顔にはしっかり書いてある。

時価数億円という真珠で作られたオナガドリ。ポートピアに展示されたもの。個人的には真珠で豚を作ってほしい。

それから最後にUCC　コーヒー館に行きました。ポートピア80の際に建設されたパビリオンで唯一展示施設が現存しているものです。未来、ハイテクをテーマに建設されたパビリオンですが、当時の喧噪をよそに、今はほとんど人がおらず、静かに朽ちながら時間だけが流れているという感じ。

中には喫茶店があり、イケメンの兄ちゃんがすばらしい手さばきでコーヒーを作ってくれます。お客さんはほかにはおらず、博物館コンパニオンのお姉さんが一度このお兄さんのところに遊びにきかけたけど、あまやん達がいるのであきらめて帰ったくらい。

コーヒーの種類は非常に多く、今日は、パプアニューギニア産の珍しいコーヒーがあるとのことで、注文してみました。４００円。日本最大手のコーヒー会社の本社だけあって、さすがの味と香りです。おすすめ。