日本最大の韓国人街である大阪は生野区、御幸通り商店街近くの焼き肉・ホルモン店「万正(まんまさ)」に行ってきました。ここは、大阪に数ある焼き肉店の中でも、一番おいしいとあまやんは思います。ただ、きれいな感じの店ではなくて、いわゆるインテリアとかを気にしていないような所なので、評価は分かれるところかも。桃谷と鶴橋の間くらいのわかりにくいところにあります。コイン駐車場があるので車で行く方がいいかも。
生ホルモンが非常に充実しています。ホルモンというと内蔵系のもので、大阪弁の「ほうるもん(捨てるもの)」という言葉が語源。ホルモン類は非常に痛むのが早く、少し古くなるだけで臭みが出てくるので、よっぽど新鮮ななものでないと、生では食べられないんだけど、ここのはほんとうにすばらしいです。ホルモン類はとても肉とは思えないようないろんな味があって楽しめます。例えば、センマイ(3番目の胃)は、ふぐの湯引き、ミノ(一番目の胃)はホタテ貝、うるて(喉の軟骨)はナマコのようなざらざらした味、コリコリ(大動脈)はイカのような味がします。こってりしたイメーヂがあるかもしれないけど、実はどれもあっさりしていて、ライオンなどは、しとめた獲物は内蔵から食べるなど、肉の一番おいしい部分が内蔵なのです。
ミノサンド(たれ味)
ハラミ
コリコリ(大動脈血管)
七輪の中には炭が入っており、強すぎる時は氷で調整。
ユッケ。玉子をまぜて生で食べる。
生レバー。オイル系のたれで食べます。レバーは加熱すると臭みが出るが生なら臭みが全くなくほんのりとした甘みがあるプリンのような味わい。
生センマイ。千枚あるくらいびろびろしているのでこの名がある牛の第3胃。ざらざらした皮のような感触でとても肉とは思えない味。
ホルモン盛り合わせ。てっちゃん(小腸)、うるて(喉軟骨)などが入っています。