1904年発売の老舗ブランド、ウィルキンソン炭酸水とジンジャーエールです。英国人の技師、ウィルキンソンさんが、1989年に、生瀬村(現、西宮市生瀬)で、炭酸の鉱泉を発見し、それを瓶詰めにして売り出したのが原点になっています。非常に強力で、大きな泡が出るのが特徴です。以前、生瀬に工場があった1990年頃まではウヰルキンソン、バャリース・オレンヂと表記されていた。折角のきれいな歴史的建造物がなくなり、現在はその場所もマンションになってしまい、表記も、ウィルキンソン、バヤリースオレンジという一般的な表記になり、風情がなくなった。アサヒビールも罪なことをするもんです。
ジンジャエールは一般的なカナダドライなどとは方向性の違う、生姜の香りの超辛口で、通好みの味わいになっています。ちなみに、なんで生瀬は西宮で、宝塚ではないのか、ということがよくいわれるのですが、昔、西宮市が宝塚市を併合しようとして、上の有馬の方から、村を吸収していったそうで、それに対抗して、宝塚市は北の西谷方面の村を吸収し、今みたいな地理的に分断された西宮市北部が形成されました。