
画家の名前のバラはいくつかあるのですが、フランスの
デルバール社の育種によるものです。そのすべてが絞り系の模様の入った花でです。これはモーリス・ユトリロ。最初のうちは、クリーム色の中に、ピンクや濃い赤の絞りが入ります。秋口に咲く花は、濃赤の中に白い絞りが入るという感じで赤と白が逆転。やや大型になりますが、樹形も広がらず、育てやすい。非常に刺が多いので痛いですが、香りもよく、切り花にも向き育てやすいです。

こちらはパステル調のポールセザンヌ。草丈は低めで、葉の色も黄緑色で、全体的に色素が薄く、刺も少なめで、枝が細いので、ちょっと弱っちい感じもしますが、育てにくい品種ではありません。どこのクラスにも一人くらいいた、色が白くて病気がちの美少女、というイメーヂかもしれません。フルーツ香りもなかなかです。あまやん宅にある画家薔薇はこの2本だけ。