震災の日、起きて、カメラ片手に家の近所をバイクで見て回っていたら、あちこちで道路が陥没していたり、つぶれている家もあり、火事で燃えている場所もあったりして、また、有名な高速道路崩壊の場所にもきて、これは大変なことになったと思っていたら、崩れた家の下におばあさんが埋まっているので助けてほしいといっている人がいて、油圧ジャッキが必要といわれて、誰かが車のジャッキを取りに行って、使おうとしたけど全然だめで、その場に居合わせた何人かで柱や壁を動かしたら、もう亡くなっていた、という現場に出くわし、あるいは池の水が全部なくなって流れていたりとか、巨大な石が山から落ちてきて車がつぶれてたりとか、街のどこでも同じような状況で、いろんな場所で手を貸しつつ、バイクで走り回っていたような記憶があります。あまやんの家自体は大丈夫だったけど、中はぐちゃぐちゃで、でも余震もきたり、水道も電気もガスも止まっていたので、片付けるという感じでもなく、その夜、近所の小学校に行ったらみんな集まってきて情報交換しました。テレビもつかなかったので、ラジオの情報だけが頼りでしたが、自分のところが被災の中心ということでかなりびっくりしました。ただ、学校はいっぱいだったので、家に帰ってきて寝ることにしました。