
関西地区では、32年ほど前に、家に来ているガスの種類が6Cという石炭ガスから、13 Aという天然ガスに変更になり、その際にガス器具の調整などが大々的に行われました。で、特に問題もなかったのですが、なかには火がつきにくくなる、という器具もあって、そういう器具を持っていた家庭の点火補助器具として、大阪ガスから無償配布されたのが、この「圧電素子ピストル」です。引き金を引くとスパークが飛びます。電池交換も不要。ただし、ガスは出ないのでガス以外に火をつけることはできません。
全家庭に配布されたということでもないらしく、昨日来たガス屋のおぢさんに見せびらかしたのですが、こんなもん全く見たことがないといいわれ、非常に貴重なものかもしれないです。
小学生だったあまやん少年は、これを使ってオナラに点火できないか、などと考えて、ビニール袋の中でスパークさせたり、握った手の中でスパークさせたり、いろんな試みを行ったのですが、幸いにしてか発火事故には至りませんでした。
こういう商品が昔、ごく一部の時期だけ存在したということですね。多分他に持ってる人のいない珍品だと思うのですが。