加西 北条鉄道 再生・集客プロジェクト（２）

昨日宿泊させていただいた、古民家「大谷山荘」です。


居心地もよく、チェックアウトぎりぎりまでまったりしてしまいました。


それから、沿線の主要駅を見て回る事にしました。駅舎のある駅とない駅があるのですが、ここは駅舎のある「長」（おさ）駅。


駅舎の入り口。


　国鉄時代は駅員が常駐していたそうです。


ほとんど物置状態だった駅舎もボランティア駅長の手により再生され、英会話教室も行なわれている。　


線路には容易に降りる事ができます。電車は1時間に1本くる。


ひたすらのどかな田舎の駅でした。


次に向かったのは法華口駅。ここは、太平洋戦争時に鶉野飛行場という軍用飛行場があり、戦闘機紫電改などが配備されており、多くの兵隊さんで賑わっていたそうです。特攻隊などの悲しい歴史もある。飛行場跡は、今も自衛隊の管理だが、全く使われておらず、飛行場といっても地元の人も「？？」という感じでした。今は無人駅。


芳醇な香りを漂わせるトイレ。


ドラマのロケに使えそうな感じです。


駅の周りは田んぼ。「こういう鉄道が残っていることが奇跡に近い。廃止はいつでもできるけど、そうすると復活は無理。それを残せる自治体でありたいし、駅から何分、と言えることに意味もある」と市長さんは言ってはりました。


駅にはおもしろい張り紙が。「平成17年、サミットが開催されているロンドンで地下鉄に爆弾テロが発生、多数の死傷者が出ているので、北条鉄道でも不審物には注意」とのこと。どんなことがあってもここの駅にはテロなんかおきないと思います。


それから、西国３３カ所の２３番目、一乗寺にいきました。パワースポットのひとつだが日曜なのにほとんど人がいない。




一乗寺の奥にある賽の河原。一つ積んでは父のため、と積んでいくと鬼が壊しにくるという伝説がある。こんなに参拝客がいてないのにここまで沢山積まれるのには相当な年月がかかったのではと思われます。



それから、子供の頃から、ずっと行きたい行きたいと思っていて、用事がないとの事で、連れてってもらえなかった、中国縦貫自動車道・滝野社インター近くの憧れの「ナイル書店」に来ました。あまやんは「ナイル殺人事件」でも買って読みたかったのですが、少し前に書店、レストランとも廃業したようで、現代遺跡になりつつある。テナント募集中。




今をときめく、アマゾン.com書店ができるずっとずっと前から、 何十年にもわたり、中国道の流れを見守ってきたランドマーク、ナイル書店のラクダ。北条鉄道はどうなるのか、その答えはこのラクダだけが知っているのかもしれない。