1985年、オースチン氏作出のイングリッシュ・ローズです。19世紀の著名な作家、デザイナーのウィリアム・モリス氏にちなんだ品種。この種類はツルバラに近い感じで房咲きになって大量に咲きます。香りも非常に良い。
樹勢は非常に強く、ツルバラに近い感じで3m近くに伸び、あまやん宅でも最大サイズ。枝が付け根で折れやすいので、誘引して結んでおく必要があります。
どちらかというとつぼみの方が可愛い感じ。
「モダンデザインの父」といわれるモリスさんは、株で大もうけしたお父ちゃんが、3歳の時に若くしてなくなり、その莫大な遺産を相続して、遊んで暮らしつつ、お馴染みの英国風壁紙のデザインはじめ、詩や文学など、様々な方面に才能を開花させた。機械的な大量生産に異議を唱え、自然回帰を訴えるとともに、共産主義にも傾倒し、マルクスの娘ともつきあっていたそうです。うらやましいような、うらやましくないような。