
化粧品の老舗、資生堂が、純粋なバラの香りの香水を作成する、というミッションの下で京成バラ園と長年共同研究を行ない、約1000種類のバラの中から、1981年に選び出されたのがこの「芳純」という種類のハイブリッドティーローズ。香りのバラだけに、素晴らしい香りです。日本で作り出された品種なので、日本の気候にあって育てやすいのも特徴で、花数はそんなに多くはないけど、サーモンピンクのきれいな花は、病気にも強く丈夫で元気な植物です。ホームセンターなんかでも時々売られています。

残念ながらこのバラの香りを再現した香水「資生堂 ロザリウム・芳純」の方は数年前に生産中止になってしまったようです。昔の香水はこんなゴム球のようなものがついていて、ぱふぱふやっていたんですよね。そういえば、おねいさんがやってくれる、「ぱふぱふ」というのがゲームのドラクエの秘密の儀式ででてきましたね。「ぱふぱふ、ぱふぱふ・・あっ!」などと密室で何か秘密のことをやっているのはこういうものを使っていたんかな。