輸血を拒否することで知られるキリスト教の異端派、エホバの証人(ものみの塔)として知られる集団が近所を追い返されながら布教に廻っているのを、あまやんもベランダから物見気分で観察しつつ、来たら冷やかしてやろうと待ちかまえていたら、おぢさんと兄ちゃんのペアがやってきました。いかにも真面目で人がよさそうな善人、というあまやんとは正反対の感じの人たちです。物欲と食欲と好奇心の権化である、あまやんとしては自分が教祖になるのは別にして、他人が考えた宗教を信じることは絶対にないと思うのですが、配っているパンフレットの絵が面白いので楽しみにしているのです。
前から疑問に思っていた、なんで、家族がピクニックに来ていて、怖そうなライオンを触っているのか、(トラのバーヂョンもあり)ということを、布教の人に聞いてみたところ、聖書に「神の王国は、オオカミが神の子羊と一緒に住み、ライオン、肥え太った動物もみな一緒にいて、少年がそれを導くものとなる(イザヤ11−6)」から、なのだそうで、来るべき神の国では猛獣も人と仲良くくらせるというらしい。
そうなると、猛獣は一体何を食べるのかが疑問である。ここでは熊さんにブルーベリーなんかを食べさせたりしてるが、ライオンはやっぱり肉食獣なので、ウサギや鹿なんかをがぶっとやるのが自然なのでは、などと突っ込んでみたところ、布教の兄ちゃんは答えられなかったので、そこのところをもうちょっと次に考えといて下さいね、などと言って、帰ってもらう事にしました。