以前のあまやん日記で、開催が経済的な理由で断念された「奈良・世界建築博覧会」の幻の変なキャラクター「けんじぇるちゃん」の画像がどこにもないので探している、と書かせて頂いたところ、元イベントのコンパニオンをされていた、きいこさんから、保存されていたパンフレット「トリエンナーレ奈良92」からの画像を送っていただきました。その勇姿をとくと御覧あれ。 ちなみに、
シリアゲムシという虫がいて、これが実在の虫ではけんじぇるちゃんに近いような気がします。
けんじぇるちゃんは、平城建都1300年祭の盛り上げという大仕事を双肩で支える「せんとくん」の大先輩格にあたる奈良生まれのキャラクターで、奈良の「ナ」の形の虫である。やはり鹿の角が生えており(ひょっとしてこれは足かも)、先には五重塔の先端部分のようなもの(これはひょっとして血をすう部分か?)がある。顔もあるのだが、これは単なる背中の模様かもしれないですね。かなり可愛くない。なんと、着ぐるみもあって、イベントのコンパニオンさんたちからも不評だったそうです。志半ばにして、世に出る事もなく話題になることもなく、忘却の彼方へと飛び去った天使のようなけんじぇるちゃんですが、いま一度平城建都1300年にも登場してもらいたいですね!