
あまやんが駅から勤務先事務所に行く途中の動物病院にいつもいる、にわとりの「ぴぴこちゃん」を紹介します。もう、5、6年くらい前からの馴染みのにわとりである。ぴぴこちゃんは、夜店で釣られてきた可愛らしいヒヨコで、ピピピピと鳴いていたので、その名が付けられた。しかし、実際は夜店のヒヨコで、♂だったのだ。さらに、巨大化して大きくなる、という大きな二つの現実に、飼いきれなくなって、動物病院に捨てられてしまったのだ。そして、「ピピピピ」とも鳴かず、「コケッコー」とけたたましい声で鳴いている。「コケ夫」くらいの名前が相応しいであろう。女の赤ちゃんが生まれたお父さんお母さん、「もえ」とか「るな」とか可愛い名前をつけたい気持ちもわかるけど、将来おばはんやおばあさんになることも考えた方が良かろう、ということをぴぴこちゃんは教えてくれているのかもしれない。

ぴぴこちゃんはけっこうあまやんに慣れていて、いつも「とさか」をあまやんに触らせてくれます。とさかは、ざらざらしてぶよぶよして、こりこりしていて、とさかにしかない独特の触感。何かよくないことがあった時とか、あまやんはいつもぴぴこちゃんのとさかを、いぢることにしています。