今日は同志社大学で開催されている人文第5研究会(おみやげ研究会)に参加させてもらいました。京都のおみやげとして人気の高い生八つ橋「おたべ」についての発表がありました。「おたべ」というと、老舗の伝統のお菓子というイメーヂがあったのですが、実は、1960年代後半に出来た会社だそうです。西尾、聖護院、井筒で大手4大メーカーといわれ、約20社が八つ橋を作っているそう。
京都では、伝統的な老舗の手作り菓子に比べて、おみやげ菓子の地位は下に見られがちである。そこで、株式会社おたべの先代社長は、総合お菓子メーカーを目指し、テーマパークのお土産用のお菓子などの製造へ事業を展開。しかし、テーマパークのお土産菓子では、会社名の表記が認められなくなり、価格決定権もないので、もう一度本業の「おたべ」に戻ろうと考え、満を期したマーケティング活動の結果、昨年発売され大ヒット商品となった「黒おたべ」。
トレイの底には、裏側からロゴのエンボスがされており、上から指で押すと「おたべ」の文字が浮かび上がる逸品。皮が黒ごま味なのが特徴。